<イベントリポート>BASE俳句教室 第1回

2024年4月22日、
高槻・安満遺跡公園東エリア内、Camp Gear & Cafe BASE さんにて、BASE俳句教室の第1回を開催しました!

 本題に入る前に、575=17音のリズムのこと、季語のこと、俳句の書き方のこと、といったごくごく基本的なことを簡単に説明……と思ったら、この時点から参加者の皆さんは興味津々! それぞれの事項でもかなりワイワイと盛り上がりました。

 ひと通り説明を終えたら、初回である今回は、すぐに使える俳句では定番のマル秘テクニック「取り合わせ」や「切れ」といった感覚の紹介。たった17音しかないのに、その中にフレーズが2つもある、なんていう形の俳句はたくさんあるんです。

 説明が終わったら、実践が大事ということで、まずはみんなで窓から見える光景を言い合いました。そして、その中から2つほどピックアップし、12音に整えて表現してみました。

 そこで出来上がったフレーズが、こちら。

ふわふわと遊具が白い
この山の向こうにも山

 どちらも、「5・7」の12音。これに、どんな5音の季語をつけるといいか、春・夏あたりの5音の季語から一つずつ、「理屈になってしまわないように!」ということにだけ注意して、感覚で選んでもらいました。そうして出来上がった俳句が、こちら。

「ふわふわと遊具が白い」というフレーズと、その後についた5音の季語とは意味上ではほとんど関係ありません。
「夏燕」だと元気に子どもたちが遊んでいる感じがあるね、
「春の風」ならすごく気持ちよく遊んでいる気がする、
「ソーダ水」だとパチパチと弾ける感じがとても楽しそう、
「春の虹」だったら光がすごく美しい、
「猫の恋」ははちゃめちゃにじゃれあってみんなが遊んでいる感じがする、
などなど、みんなで好き好きに、自由に感想を述べ合って、和気藹々と楽しい時間を過ごしました。

 「この山の向こうにも山」の方も同様に。5音のどの季語をつけるかによって、いま自分は片方の山の中にいるのか、あるいはどちらの山も見える、山ではないところにいるのか、なんてのも変わってきそうだね、などという話をしながら、こちらも自由に、時に妄想もしたりしつつ、笑顔の絶えない時間でした。

 そして、最後は全員が1人1句ずつ俳句をつくり、「句会」の形式を体験。
 「取り合わせ」のテクニックを駆使してみんな俳句を考えます。「12音のフレーズができない……」と苦戦する人もいれば、どんどん俳句が溢れてくる人も。それでも全員の俳句が揃い(複数出した人も!)、作者が誰かわからないようにして、句会!

 自分の句以外のものから、いいなと思う俳句を選び、作者を伏せた状態のまま、意見や感想を自由に述べ合います。
 どんな句ができたかは、参加された方々だけのお楽しみですが、面白いいい句がたくさん生まれました!
 初めてでも、俳句は手軽に楽しめます。やればやるほど、奥深い世界ですが、入り口はとってもお手軽。

 次回は5/27の11時から。とっても楽しいですよ! 初めての方には、基礎から丁寧に教えます。ぜひ、お越しください!
BASE俳句教室のご案内は、こちらです

 なお、Camp Gear & Cafe BASE さんでは、現在クラウドファンディングを行なっているようです。
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