「第2回 美山音楽祭」に関連して、
これまでに5月28日、5月29日、6月8日、6月18日の4日間、
南丹市立美山小学校(京都府)にお伺いし、
1年生から6年生まで、各学年3時間ずつ、
音楽の授業を担当してきました。
(→今様音楽企画として訪問しております)
小学校「音楽」における創作の授業
「第2回 美山音楽祭」では美山小の皆さんとテーマソングを作るというプロジェクトを引っ提げ、
初回(5/28、29)はまず自己紹介と創作の導入を行いました。
2回目(6/8)は授業参観の環境で各学年の教科書内容に合わせつつ実際に創作の体験を行いました。
3回目(6/18)には、2回目までに伝えきれなかったことや、個々人が創作を楽しめる方法を紹介するなど、充実した内容が展開できました。
これで終わりではなく、継続的に関わっていければ、と、我々および学校側、双方の満足度の高い内容になりました。
初回
初回訪問は、2日間に分けての訪問。
まずは挨拶代わりにピアノ演奏を披露しました。ただ座って聞いてもらうのではなく、ピアノを取り囲んで、演奏者の手元や、ピアノの内部の動きなどを、自由に各々が見たいところを見てもらいながら聴いてもらいました。
1日目は、1,3,5,6年生。この日は「サントゥール」というイランの楽器も披露。ピアノと音のなる仕組みが似ている、などという話もして、皆さん興味津々。
1,3年生は、物事や感情を、言葉を使わず楽器の音で表して伝えるゲームを行いました。表現すること、それを受け取ることの難しさや面白さに盛り上がりました。
5,6年生は教科書に即した授業内容として和声の終止形についての話、また6年生は「旋律の重ね方」と言った話などをしました。
2日目は2,4年生。この日はメンバーが変わり、「即興」と「文芸とのコラボ」というテーマで披露。
子どもたちから授業の初めに俳句のお題をもらい、こちらが俳句を考えている間に、
「かえるのうた」によるリクエスト変奏。
19ほどの変奏お題リストを子どもたちに見せ、演奏中に「次はこの変奏で!」と次々と言ってもらいました。即興で奏でられる変奏に、場は大盛り上がり。
それが終わると、出来上がった俳句を披露。子どもたちが「すごい!」と驚嘆する暇もなく、すぐにその俳句からインスピレーションを受けて、ピアノでの即興演奏が繰り広げられます。ライヴ感溢れる音楽会を堪能してもらいました。
2回目
2回目の訪問は、創作の実践。
1,2年生は、テーマソングに使えそうなリズムを創作して、リズム遊びも行いました。
3,4年生は、テーマソングに使いたい言葉を考えてもらって、そのうちいくつかの言葉に、アクセントなども考えながらメロディーをつけてみました。
5,6年生は、実際にテーマソングに使いたいコード進行を決め、そこにメロディを作って載せるという活動を行いました。
どの学年も、楽しく取り組んでもらえたようです。
3回目
この日も、学年ごとに違う内容で取り組みました。
1,2年生は、2回目以上にいろんなリズムを紹介し、実際の楽器も使って発展したリズム遊びを実践。
3,4年生は、言葉にメロディーをつけるだけでなく、同じメロディーでもハーモニーやリズムを変えるとまた違った雰囲気になることを体感してもらい、最後はみんなで演奏も行いました。
5,6年生は、1人1台ずつ配られているiPadのGarageBandを用いて、簡単に作曲ができる方法をレクチャー。思い思いに作曲に熱中してもらいました。また、何人かには授業内で出来上がったばかりの曲を披露もしてもらいました。
給食も一緒にいただきました
5月28日、5月29日、6月18日は、子どもたちと一緒に給食もいただき、親睦を深めました。
たくさんお話しでき、とても楽しい時間でした。
また、休み時間や放課後などに遊びにも誘ってもらい、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました!
これで終わりではありません、これからもどうぞよろしくお願いします!
新聞・テレビの取材も受けております
京都新聞様からも授業へ取材にお越しいただけました。
また、授業以前に音楽祭募集の記事も載せていただいております。
【京都新聞 6/14朝刊(亀岡以北のみ)・ウェブ記事6/18公開https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1272332】
KCNなんたん様には、6月8日の参観日に取材いただきました。
【KCNなんたん https://www.kcn-nantan.jp/news/2024/06/68.html】
テレビで取材映像の放映もされました。